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皇国史観

皇国史観(こうこくしかん)とは、日本の歴史を天皇中心に捉え、万世一系の天皇家が日本に君臨することは神勅に基づく永遠の正義であり、天皇に忠義を尽くすことが臣民たる日本人の至上価値であるとする価値判断を伴った歴史観である。

南北朝時代に、南朝の北畠親房が著した『神皇正統記』が、皇国史観の先駆である。江戸時代には水戸学や国学で皇国史観の基礎が作られ、幕末になると尊王攘夷運動の過程で強化された。
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薩摩藩・長州藩などの下級武士を中心とした勢力が、天皇の権威を利用して新政府を確立したのが明治維新である。「文明開化」と「富国強兵」を推進する明治政府は、「神国日本」を掲げる皇国史観を、正統な歴史観として確立していく。近代国家に必要な政教分離、信教の自由、学問の自由を意識はしたが、実際は祭政一致をかかげ国家神道を国教とするのを基本政策としたのである。自由民権運動への対抗もあり、1889年に制定された大日本帝国憲法では万世一系かつ神聖不可侵の天皇が統治することを明記した。翌1890年には教育ニ関スル勅語(教育勅語)が発布され、国民教育の思想的基礎とされた。戦前の国定歴史教科書は、神武建国につながる日本神話から始まり、天皇を中心に出来事を叙述し、歴史上の人物や民衆を天皇に対する順逆で評価し、天皇の気分や天皇の死で変わる元号で時代を区分した。又、戦前の学校では、宮城遥拝や御真影(天皇の写真)への敬礼も行われた。この風潮は、1930年代に強まり、第二次世界大戦で極限に達した。

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2009年11月11日 01:21に投稿されたエントリーのページです。

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